計画敷地南側に観光名所の津屋崎千軒があり、観光案内の拠点として計画を行った。藍の家(津屋崎千軒民俗館、国の登録有形文化財)など津屋崎の代表的な建物に象徴される在来木造建築で、外観は木格子や漆喰の壁を取り入れ、内部は高天井に丸太梁や小屋組を見せる意匠とした。観光拠点としてだけでなく、地域住民の集いの場としても利用されるため、誰もが立ち入りやすいように履き替えなしの土間床形式とした。