この建物は天満宮の社務所、集宴会、また音楽コンサート等、様々な催しに利用されている。むくりをとった三州瓦の屋根、外壁の柱、付鴨居、垂木はプレキャストコンクリート製であり、鉄筋コンクリート造によって日本建築の持つ繊細な表情を創っている。建築されて約50年経った今でも古びない普遍性のある存在として、天満宮の境内にさりげなく溶け込んでいる。